聖少女領域
042 ケ・セラ・セラ2007.02.28
もうだめなんです
もうだめなんです
息をするタイミングがわからないのです
傍にいたひとが見つからないのです
たった一つ輝くものを手にできないのです
……――――――
白色と黒色の ひかりと闇に一番近い処を
渡り、昇り、泳ぎ...
目的地はとおいか
染まる夕日を眺め想う
目指す場所は「明日」
多分この雨はやもうとしない
それでもきっと なんとでもなるさ
ほこり2007.02.22
無駄にしんでゆく台詞がないように
すべて水を含んだものとなるように
落ちていたほこりを拾い上げて
汚れをなくすよう 浸した
きみに掲げた愛言葉はどこへ向かう?
そらに放り投げた涙目はもう消えた?
一言ずつが大切だなんて
いつぞや教えられたことだろう
でも守る
いまはわかる
誘われても迷わず
笑われても唄える
きみへのためのならば なんだって
041 とにもかくにも2007.02.20
おわれない舞踏会
奏でを止めるな音楽隊
リボンで繋がる心があればいい
パンプスは大理石の床に鳴り響いて
あなたの名前を必死に呼ぶの
あなたがいなくちゃ
あなたがいなくちゃ
わたしとお手手を つないでいなくちゃ
わたしの恋踊りを 眺めているだけでいいのよ
そこで笑っていてくれればいいのよ
040 強がりでゴメン2007.02.15
悲哀をつなぐ
愛のことば
お喋りぎらいなわけじゃない
飽きてしまったとも違う
ただ言い聞かせたのは夜
答えをさぐったきのうの
わたしは笑ってはいなかった
でも離れようか
こうしてともに流すじかんを
痛ましく思わなくなるまで。
苦い台詞も どうか受け止めて
じゃあ離れようか
こうしてともに過ごす毎日が
愛おしく思わなくなったの。
辛い恋とも それでは然様なら
悲愛をつなぐ
哀のことば
そうやって見守ろう2007.02.12
沈んだきみを浮かばせるには
ぼくも沈みにゆき 引っぱらなければならない
手をつかんだところで
息と重さと気持ちに 負けてしまってはいけない
海面から陸に乗せ上げたら
そっと優しい呼吸を あげなければならない
想いを隠したキスではなく
「生きる」という幸せの呼吸を 差し上げなければいけない
そうしてきみが目を覚ましたら
涙をこぼすのを堪え 我慢をしなくてはならない
声を発すよりも先に
空と光と太陽と ともに笑わなければいけない
039 蜜色Days2007.02.08
春の夢にありがとう と
呟く、年中黄と黒のボーダー柄をまとうわたし
めざめた夢は とうといもので
見渡した景色は お花ばたけ
永久を願うほどに きみはやさしくて
あたたかみ色の 風がふいた
たいようも笑え
くさばなが笑うから
みんなで一緒に たのしもうか
はじけそうな恋心は
さらけだそうか迷う
秘めているのだっていい
とりあえず今が嬉しいと思える 仕合せ
春の風よありがとう と
呟く、甘い心地よさと他人を想うことを知ったわたし
038 ラブコール2007.02.04
落ち込む暇もなく
求愛をし続けるぼくの日々は
静かな朝ごはんではじまる
低血圧なだけに
冷静に想い かんがえるけれども
どうしたってあつくなって
体温が上がるのがわかるよ
呼ばれたら 振り向く
そんな簡単なものではなくって
でもぼくの夢に住みついたきみは
どうしてまだここにいるの
なまえがあるだろう
この果てがみえないこの気持ちの
おしえてはくれないか
もう認めるしか残されてないから
そんな恋に追われたぼくが
さいごに声に出したのは
愛にあふれた きみのなまえ
ふたりだけのせかい2007.02.01
きみのしろい指先がなぞる
しろい延長線
はみでたふたり
見えないせかいの中での 必死のかくれんぼ
おもえば幸せなじかん
きみと流していた
止まない雨にはふたりで笑って
しめった洞窟の奥でこっそり手をつなぐ
いっしょにいれば無敵だね だとか
勝手なことに思い上がっている間に
そうしてきみと満開のえがおは空へと散った
もう描かれない
もう辿り着かない場所に
ぼくはふと 焦がれていたんだ
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